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Bruce Gutlove ブルース・ガットラブ 
1961年12月18日ニューヨーク生まれ。コーネル大学時代に選んだワイン鑑賞のクラスをきっかけにワインに関する仕事に携わるようになり、1985年カリフォルニア大学デービス校に入学、マスターコースを終了後は、カリフォルニアの名だたるワイナリーでワインつくりの腕を磨く。その後は実績を買われてコンサルティング醸造家として、アメリカ合衆国をはじめ、世界中で活躍。
1989年、日本のココ・ファーム・ワイナリーに招かれ、現在、ココ・ファーム・ワイナリー取締役として、ワインに関する広範な知識や世界的ネットワークを生かしながら、ワインづくりにあたっている。

●ウォール・ストリート・ジャーナルの記事から (THE WALL STREET JOURNAL) 
 Surprising Young Employees Help Make Fine Japanese Wine

●ジャパンタイムスの記事から (The Japan Times)
 Wine-lovers go loco for Coco

●ヘラルド・トリビューン日本版の記事から
 http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200504160131.html

●CNNの報道番組から“Autistic-run Japanese winery"
http://edition.cnn.com/video/#/video/world/2009/04/02/lah.japan.world.austism.day.cnn?iref=videosearch

「音楽とワイン−モーツァルトびよりによせて」
 「音楽は魔力をもつ」と、古いことわざにある。その魔力は、「荒れた心をも癒す」という。たしかに音楽には測り知れない力がある。感動を誘い、心をゆさぶり、ふるいたたせ、癒す力。その力はどこからくるものだろう。音楽はもともと伝達手段として生まれたと、専門家は言う。その内容は単純なメッセージから、しだいに複雑なものになり、音楽はやがてなにかを物語る手段になった。若い世代へ大切な伝統を伝える場合も、人を楽しませ喜ばせる空想物語を伝える場合もあった。そして長い歴史の中で、音楽はなにかを伝えるという最初の役割を変え、人の心に訴えて、聴き手を楽しませるものになった。
 モーツァルトが傑作を書いたのは、いまから200年以上前。彼は作品を通してなにを「語ろう」としたのか。それを理解することはむずかしい。だが、たとえそれがわからなくても、モーツァルトの音楽のまぎれもない美しさ、感動をあたえる力はおのずと輝きだし、どんな聴き手の心にもとどく。それがモーツァルトの遺したものであり、彼の音楽がすべての人に癒しをもたらすことはまちがいない。あまねく喜びをもたらす、かぎりない美しさ。音楽の癒しの力のみなもとは、そこにある。そんな美しさにふれ、人と分かちあうとき、私たちは祝福された気持ちになる。心が満たされ、たとえ束の間でも、天使が私たちの肩から、世のわずらいを取り去ってくれるような思いがする。
 ワインもまた、おなじ力をもっている。ワインも、その起源は素朴なものだった――もともとは長期間にわたって果実を保存するための方法として生まれたのだ。それがやがてとらわれることのない純粋な楽しみのみなもととなり、味わう者につつましいながらもたぐいまれな歓びをもたらすようになった。
 モーツァルトの音楽と肩をならべるほどのワインは、めったにあるものではない。だがワインの中には、モーツァルトの音楽とおなじものが潜んでいる。それは、思いわずらいの多い毎日の中に「癒し」を、歓びをもたらしたいという作り手の心意気だ。これらのワインに、その魔力を感じていただけたら、うれしい。

 「葡萄の導くままに。」
ワイン作り最大のポイントをご存じですか。
それは最上の葡萄を用いる、これに尽きるのです。
実際、良い葡萄が手に入れば、醸造技術者の仕事は、その質を保って、葡萄がワインに変わっていくプロセスをひたすら見守るだけなのです。
幸い「こころみ学園」の葡萄畑は、太陽の光を最大限に浴びる南西向きの斜面、水はけの良い石だらけの痩せた土壌と、ワイン用の葡萄作りに理想的な場所。
そして、携わる人々全てが、採算ではなく品質を尺度として、時間と情熱をワイン作りに傾けています。
「日本で優れたワインができるの?」と、いぶかる人がいますが、私の答えはYES。
この国ではワインのための葡萄づくりは端緒に付いた所ですが、成果は着実に挙がっており、少量ながら世界にひけをとらない名品が誕生していると思います。
皆さんがココのワインもそのリストに加えて下さるといいのですが。

「ワイナリーで会いましょう。」
ココのワインに関心を持った方、思い切って足利までいらっしゃいませんか?
ゲストルームでのテイスティング、ショッピングは、冬休みと夏休みの各5日間を除いて年中無休です。
毎週土・日曜はピクニック気分でも研究心でも楽しめる、ワイナリー見学コースをご用意しています。
葡萄畑、発酵タンクルーム、樽貯蔵室をスタッフがご案内。
キッチン・ギャラリーでのブランチもどうぞ。
ご予約など詳細は、0284(42)1194までお問い合わせ下さい。
さて、実際にワイナリーにいらっしゃったらぜひお知らせしたいのが、見学コースでも製造工程をご覧いただけるスパーククリングワイン「のぼ」。日本古来の葡萄とシャンパーニュ地方の製法という、二つの伝統を融合させ、日本的でありながらヨーロッパの洗練が香る自信作です。
「陽はのぼる、美しき泡、たちのぼる」素晴らしいひとときをお迎え下さい!

「和食とワイン。」
今回の話題は和食とワイン。銀鱈の西京焼きとシャルドネの組み合わせが好きな私にとって、
二つの素晴らしい伝統の融合は心弾む冒険旅行ですが、
楽しく旅行するためには、二、三の知恵も必要です。
まず、日本の台所に不可欠の砂糖、酢、醤油は控え目に。砂糖が多いとワインの酸味を必要以上に際立たせ、
酢、醤油が強いと酸化を極力抑えるワインと衝突しがちだからです。
また欧米の食習慣にならって一皿ずつ順に出せば、料理とワインを合わせやすくなります。
その指針は「類は友を呼ぶ」。
スパーシーな食べ物にはスパーシーなワイン、軽い料理には軽いワインという具合です。
こんなコンビネーションはいかがでしょうか?。
トンカツ...わずかに甘いロゼ。 焼鳥(塩)...フルーティで軽めの赤。
鰻の蒲焼き...フルボディの赤。 天麩羅蕎麦...よく冷やしたスパークリングワイン
肉じゃが...フルーティでやや甘口の白。 新鮮な刺身...辛口のしっかりした白。
日本人とワインはまだよそ行きの間柄。
歩み寄って親密さを深める様は、人と人の関係によく似ています。

 


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